頭痛：チョウ鍼灸整骨院

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、片頭痛と比べて痛みが軽く、頭全体が重くなり圧迫されるような締め付けられる痛みがあります。
この中でも筋肉のコリからくる緊張型頭痛は、パソコンの画面を長時間見続けるなどデスクワークを行う人に多く見られます。また、度数の合っていない眼鏡をかけているなど、目の疲れからも引き起こされます。
心の問題からくる緊張型頭痛は、人間関係のストレスなどからくるもので、精神的なストレスに弱い人に多くみられます。こういった頭痛は、漠然とした頭の鈍重感に始まり、１日中持続する傾向があります。
緊張型頭痛には、ダラダラとした頭痛が毎日続くといった特徴があります。数十分で頭痛が治まることもあれば、1週間ほど続くこともあります。また、歩行や階段の上り下りといった日常的な動作で痛みが変化することはありません。緊張型頭痛は突如始まり、後頭部を中心として側頭部や首にかけて痛みだします。
激痛というほど強い痛みが起こる訳ではなく、日常生活を送ることはできますが、ハチマキで頭を締め付ける様にじわじわと痛みます。また、頭痛に加えて、目の疲れや眩暈を伴うことがあります。緊張型頭痛はストレスを原因として起こる関係から、ストレスが蓄積される夕方に痛みが起こることが多いです。

片頭痛

片頭痛は、ストレスや気圧の変化、月経周期を原因として誘発されることもあれば、明らかな誘因がなく発症することもあります。片頭痛の痛み方は特徴的で、脈に合わせて「ズキンズキン」と拍動するように痛み、月に１、２回ほどで、痛みは４～７２時間ほど持続し、頭の片側（ときに両側）に現れることが多いです。痛みの原因は、血管の周囲が神経原性炎症を起こしたり、血管が異常に拡張するためと考えられています。
また、片頭痛が起こっているときは音や光に敏感になっていることが多いので、少しの刺激で吐き気を誘発します。普段は気にならない臭いでも、片頭痛が起こっている時には気分が悪くなることもあります。日常生活の動作で症状が強くなることがあるので、日常生活を送ることが難しくなるケースもあります。
片頭痛の患者数は男性よりも女性が３．６倍多いと言われています。特に３０代女性の約２０％は片頭痛に悩まされています。
片頭痛を患っている人の中には、生あくびが出たり、空腹感やイライラ感がつのり出すと「頭痛がくるのがわかる」という人もいます。また、頭痛の前兆として、目の前にキラキラした光が出現して視野がぼやける「閃輝暗点」という症状が現れたり、手足が痺れる人もいます。